水道修理業者の選定方法を教えてください
水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)とは:
各市区町村の水道局が、一定の技術力・設備・実績のある業者を審査して登録している業者です。
給水装置の設置・変更・修理を正規に行える業者のみが登録されています
水漏れ・漏水調査・止水栓交換・蛇口修理など、正式な工事が可能
各自治体の水道局HPで「指定業者一覧」が公開されていることが多いです。
悪質な業者の中には、作業後に高額請求をしてくるケースもあります。
見積もりで確認すべき項目:
項目 | 内容 |
---|---|
作業内容 | 「パッキン交換」「蛇口本体交換」など明記されているか |
出張費 | かかる場合、金額が事前に提示されているか |
部品代 | 実際に使うパーツの費用が説明されているか |
緊急対応費 | 夜間や休日は追加料金の有無を確認 |
電話口でおおよその金額を教えてくれる業者は信頼性が高いです。
すぐに来てくれることは便利ですが、それだけで選ぶのは危険です。
焦って依頼して高額な料金を請求される事例が多い
作業員が下請けで、技術や説明が不十分なことも
「即日対応OK + 明朗会計 + 水道局指定業者」が理想です。
地域密着型の業者は、Googleレビュー・地域掲示板・SNSなどで評判が分かる場合があります。
「〇〇市 水道 修理 評判」で検索
Googleマップで★4.0以上の評価が多い業者
ホームページに施工事例・お客様の声などがあるか
⚠ サクラ(やらせ)レビューにも注意が必要。やたらと「褒めすぎ」「同じ日付の投稿」が多い場合は要注意です。
「修理後〇日以内は無償対応」などの保証がある業者が安心です。
修理後に再発した際に追加料金が発生するか
保証内容・期間をしっかり明記しているか
書面(納品書・作業報告書)を発行してくれるか
「基本料金〇円~」の表示でも、実際には追加料金が多数発生することがあります
ポストチラシの業者でトラブルが多発している地域もあるため、事前確認が重要
時間に余裕がある場合は、最低でも2〜3社に見積もりを取りましょう。
作業費・出張費・部品代の内訳を比較
説明の丁寧さや対応の印象も判断基準に
チェック項目 | 理由 |
---|---|
✅ 水道局指定業者か | 正規に工事ができる業者かを見極める |
✅ 明確な見積もり | 高額請求トラブルを防ぐ |
✅ 即日対応だけで選ばない | スピードより内容重視 |
✅ 口コミ・評判の確認 | 実績や信頼度がわかる |
✅ 保証や書面発行の有無 | 修理後の安心に直結 |
✅ 怪しい広告には注意 | 安さに飛びつかない |
✅ 複数社で相見積もり | 適正価格を知るために重要 |
水道局指定工事店とは何ですか?詳しく教えてください
正式名称は「指定給水装置工事事業者」
「水道局指定工事店」とは、正式には「指定給水装置工事事業者」と呼ばれ、
各市区町村の水道局(または水道事業者)が認可した水道工事専門業者のことです。
✅ 指定工事店の役割・特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
水道法に基づく登録 | 各自治体が水道法第16条に基づき「適正な工事ができる業者」にのみ許可を与えている |
指定なしでは工事できない | 指定を受けていない業者は、給水装置の新設・修理・改造が法律上できない |
専門の有資格者が在籍 | 必ず「給水装置工事主任技術者」という国家資格者が在籍している |
登録番号・有効期限あり | 各市町村の水道局HPで、業者の名前・住所・登録番号が確認可能 |
どんなときに「指定工事店」が必要なの?
以下のような建物の水道設備に関わる工事は、原則として指定工事店しか行えません。
工事内容 | 説明 |
---|---|
新築時の給水管引き込み | 水道メーター設置や配管接続工事 |
蛇口・キッチン・洗面・トイレの給水設備の増設 | パイプ分岐・混合栓の取り付け |
給水管の引き直し・配管の漏水修理 | 壁中や床下の水漏れ対応 |
メーター以降の給水装置修理 | 例:給水管の凍結破裂など |
たとえ小さな修理でも、建物の給水設備に手を加えるなら指定業者であることが必須です。
⚠ なぜ「指定されていること」が重要なのか?
技術力と法令遵守が保証されている
→ 無資格・無許可業者の不適切施工での水漏れ・事故を防げる
申請・届け出ができるのは指定業者だけ
→ 新築・増設・修理には、水道局への工事申請が必要
→ 一般の業者や自分で工事をすると「違法工事」扱いになる可能性も
水質汚染や逆流防止など安全対策が取られている
→ 法令で定められた基準に沿って工事されるため、衛生的・安全
指定工事店の登録要件(主な条件)
「給水装置工事主任技術者」が1名以上在籍
必要な工具・設備を所有している
施工実績・技術基準を満たしている
登録申請書+審査を経て水道局から指定を受けている
更新制度あり(5年ごとが多い)
どこで確認できるの?
各自治体の水道局のホームページで「指定給水装置工事事業者一覧」が公開されています。
「〇〇市 水道局 指定工事店 一覧」などで検索すればOKです。
「水道トラブル=指定工事店」ではない?
確かに、「蛇口のパッキン交換」など軽微な修理であれば指定外の業者でも対応可能です。
ただし、以下のような場合は指定工事店を選ぶべきです。
建物内部の配管の修理が必要な場合
水道局への申請が必要な工事(例:分岐工事・引込)
過去に無資格業者が行った工事で水漏れが発生した場合(再工事)
✅ まとめ:水道局指定工事店を選ぶメリット
メリット | 内容 |
---|---|
技術・法令面で信頼性が高い | 国家資格+水道局の審査をクリア |
適正な施工・正しい申請ができる | 水道法に準拠した施工が可能 |
工事の記録が残る | 将来のトラブル対応にも有利 |
保証やアフターサポートも受けやすい | 書面や明細を発行してくれる業者が多い |